誰かがコソコソ話していると、自分のことを話しているんじゃないかと不安になる。
シーンとしていると、誰かが心の中を読んでいるんじゃないかと思ってしまったり。
とにかく不安になることが多い、被害妄想が激しいから改善方法を教えて欲しい。
あなたは、そう思っていませんか?
結論から言うと、心配性を改善しないと、人が離れていきます。
これは、あなたをビビらすわけでは無く、僕が体験した事実です。
目次
心配性を改善しない=エナジーバンパイア
僕自身の心配性が特にひどかったのは、中学時代です。
冒頭にあったように、友達がコソコソ話していると、自分の悪口を言われているんじゃないかと、ずっと思ってました。
完全に被害妄想なんですけどね…w
「気に障ることしたかな?」
「嫌われるようなことしたかな?」
と不安になる。
不安になるから、解消したくなる。
そこで僕のとった行動は、
「ねえ、誰の話?」
と、カットインする。
盛り上がってる側からすれば、完全に話の腰を折る空気を読めないヤツ登場。
その方が、嫌われるって今なら分かるのに、当時は『自分の不安を解消したい』、ただそれだけで自分のことしか考えていませんでした。
カットインされた側は、
「え?あ~この前やっちゃんがさ~」
と僕に分かるように始めから説明しないといけない。
超迷惑行為をやっちまってました。
大人になって心配性を改善後に、心配性な女性と
付き合いました。
まあ、これが大変です。
僕は普段わりとポーカーフェイスらしく、気分が分かりづらいみたいです。
別にずっと上機嫌なんですけどね。
特に喋ることも無かったんで、考え事をしていたら、
「機嫌悪いの?私何かした?」
って聞かれたり。
ちょっとめんどくさくなった頃に、買い物で
♀「ねえ、この色可愛くない?」
♂「可愛いと思うよ。」
みたいな会話でも、
「ねえ、ホントに思ってる?」
と絡んできたり。
何かといろいろ確認されたり、同意させようとしてきたり
会話しているだけで、エネルギーが消耗してくるんです。
一日一緒にいたら、ムンクの叫びの如くゲッソリしてしまいそうなほどに。
僕が中学時代そうだったように、自分の決断に自信がないから、
誰かの同意が必要なんですよ。
で、誰かが同意してくれて初めて「これで良いんだ。」と
思える。
だから、心配性ってのは、自分なりの基準が無かったり、
精神的に自立できていないってことなんですよね。
どちらかが心配性だと束縛して自分の心配を減らそうとするんで、
関係がギクシャクするし、どちらも心配性だと依存的な関係に
なって、いい関係は望めません。
相手が精神的に自立した大人の女性であれば、めんどくさがられて
確実に冷めてフラれます。
心配症の3つの原因
心配性の原因は、ネットで調べれば精神科や心療内科の
ホームページでいくつか紹介されています。
僕は実際に心療内科に通う女性を2人知っていますが、2人も薬をもらって
定期的に飲んでいるだけで、改善はしていません。
僕は独学でコーチングや心理学を学んで、改善してきました。
薬を飲んでも、考え方が変わらないので根本原因を取り除けないんですね。
反対に、僕は心配性の根本原因の考え方を変えるように注力しました。
肩が凝ったりするのも、根本原因は身体の歪みなのに、
マッサージで一時的な対処法ばかりしている人がいます。
根本原因を取り除かないと、同じ問題が繰り返される
だけです。
そこで、心配性を改善した経験から、心配性の3つの原因を紹介します。
1.相手を信頼していない
2.コントロール出来ないことをコントロールしている
3.妄想癖
順に解説しますね。
①相手を信頼していない
人に任せることができないってことです。
だから、仕事を誰かに任せられなかったり、
家事や掃除を自分でやらないと気がすまなかったり、
やってもらったことを、いちいちチェックしてしまったり。
「カギ閉めといてくれた?」
「最終チェック、ちゃんとした?」
「着替え持った?」
など、相手がすべきことまで心配になって、世話焼きおばさん
みたいになってしまうんです。
コチラが心配を解消するために確認していることは、
相手からすれば
・いちいちうるさい人
・めんどくさい人
だと思われます。
いちいち確認されると、
「子供じゃないんだから!」
「最初から自分でやれば?」
とイライラさせてしまいます。
さらに相手は、”自分は信頼されていない“と受け取ります。
下手すると、必要以上に心配することは、
相手の自信を奪い、自己肯定感を下げてしまいます。
②コントロール出来ないことをコントロールしようとしている
基本的に、自分がやったこと言ったことに関して、相手が
どう感じるかは相手の自由ですよね?
人がどう感じるかまでは、コントロール出来ません。
明日の天気予報が降水確率100%なのに、必死で晴れるように
願っても晴れないですよね?
僕たちは天気はコントロール出来ないと分かっているのに、
人の感情になると、「こう思って欲しい(欲しくない)」と
コントロールしようとしてしまいます。
心配性の人は、同時に人の目を気にしてしまうと
思います。
人の目を気にしてる時って、
・変な人だと思われたら嫌だ
・面白くないやつだと思われたら嫌だ
・カッコ悪いと思われたくない
など、自分のことばかり気にしてますよね?
これって自意識過剰なんです。
って、中学時代の自分に言ってやりたいです。
人が一番興味があるのは、自分自身です。
僕の場合最近は、
「今日の夕飯何作ろう?」とか、
「支払いっていつまでだっけ?」とか、
「LINEなんて返そうかな~」とか、
今日や明日の、自分のやることばっかり考えていますw
「実家の家族は元気してるかな?」
「最近○○ちゃんと会ってないな」
なんて考えてるのなんて、ほんの僅かです。
あれ?僕が冷たすぎるのか?w
だから、
・人にどう思われるか?
・なんであの人は、いつも一言余計なのか?
とか思ったって仕方ないワケです。
自分がコントロールできる範囲を超えているんですから。
③妄想癖
心配事の9割は起こらないposted with ヨメレバ枡野 俊明 三笠書房 2019年08月22日頃楽天ブックスAmazonKindle
不安の9割は消せるposted with ヨメレバ枡野俊明 朝日新聞出版 2017年05月楽天ブックスAmazonKindle
上記のような本でも紹介されているとおり、不安の9割は起きません。
僕たちは”わからない”から不安になるんです。
だから、過去を不安に思う人はいませんよね?
不安はいつも未来に対してだけです。
あなたは想像力豊かなので、
・家のカギを閉めて出かけようとする時、
「部屋の電気消したっけ?」とか、
・留守の間に家が火事になるんじゃないか?とか、
・車を駐車場に止めてお店に入った後、
「車のロックをしたか?」
「サイドブレーキをかけ忘れて見てない間に
車が動き出してしまうんじゃないか?」とか、
考えだしたらキリがないほどいろいろ考えてしまいませんか?
確かに、未来は誰にも分かりません。
だから怖いのも分かります。
だから、僕たちに出来ることは、最悪を想定して対策することだけです。
不安が強い人ってまだ起きていないことを想定して、勝手に不安を作り出しているだけなんです。
僕もそうだったんでよくわかります。
被害妄想なんかその典型例ですよね?
こちらを見ながら、ヒソヒソ話をしていると
自分の悪口を言われていると思う。
でも、実際は好きな男子の話をしていて、
自分がそこに通りかかったので、
「誰だろう?」って気になってこっちを
見ただけ。
自分のことになんて1mmも触れられていない
ことはよくあります。
他にも、相手と話をしていても何かつまらなそう。
「オレの話がつまらないのかな?」
と思ったら、昨日焼肉に行って調子にのって食べ過ぎて、
胃もたれしてるから、テンションが低いだけだったり。
エスパーじゃないんで、人の心を100%読むなんて無理です。
「こう思ってるんでしょ!」っていう決めつけは、たいがい外れます。
相手の思ってることをピタリと当てるのは、心理学を勉強していても
至難の業です。
「心配は自分が作り出した妄想」ということが分かれば、
心配はホントにスッキリ無くなります。
心配性は改善しないと、子供にも継承する
心配症の3つの原因は、
1.相手を信頼していない
2.コントロール出来ないことをコントロールしている
3.妄想癖
でしたね?
心配性の怖いところは、親になった時、子供にもその性質を
引き継いでしまうところです。
遺伝とは関係なくです。
人は、一番長い時間過ごす人に似てきます。
まして、子供はまだ何の価値観も植え付けられていない
まっさらな状態です。
正に、赤ちゃんの心は真っ白なキャンパスです。
そこに何を描くかは、その子が見たもの、聞いたことで
形成されます。
「三つ子の魂百まで」というように、3歳までに身につけた
価値観がその後の人生にも影響します。
子供の吸収力は半端ないので、親の価値観を見事に引き継ぎます。
大人になってから、意識次第で改善はできますが、
本人が「変えよう」と決めた時だけです。
それまでは自分と同じように、子供も苦しむということです。
実際に付き合った女性がエナジーバンパイアだと…